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> エレキギター > フェンダー > 1982


表紙。さすがフェンダーだけあって、表紙を飾るアーティストも大御所揃い。このカタログはアーティスト写真を手彩色のように加工していて、独特な雰囲気を出しています。
このカタログはレターサイズ・横開きなのですが、ここでは縦に連結した画像を表示します。縦に長くなってしまって少し見づらいですがご勘弁を。
フェンダーギター/ベースのフィーチャーなど。時代としてはCBS期の末期にあたります。ボルトオンネックが4点止めに戻っています。
テレキャスター。1952年モデルのリイシューモデルを、ヴィンテージテレキャスターという名前で掲載しています。

標準モデルはスタンダードという名前。
使用アーティストとして、ロイ・ブキャナン。しぶいですねえ。
57年ストラトのリイシューモデル。使用アーティストはバディ・ホリー。
62年ストラトのリイシューモデルと、標準モデルのスタンダード。
使用アーティストは、いくら顔をぼかしても間違えようがない、ジミヘン。
ストラトのスペシャルモデル、STRATと、WALNUT STRAT。
3つあるツマミは、1V、1T、1ピックアップモードセレクター。
リードI、II、III。79年のカタログではリードIIIは掲載されていませんでした。使用アーティストは、カーズのエリオット・イーストン。
ビギナー向けモデルの、ブレット(BULLET)とブレット・デラックス(BULLET DELUX)。
注目したいのは、BULLETのブリッジ。ピックガードの末端を折り曲げて起こしたものをブリッジ代わりにしています(特許申請中と書いてある)。
フェンダーという会社は、創始者のレオ・フェンダーがギタリストではなかったので、過去の束縛にとらわれない、斬新なアイディアを採用していったことで知られていますが、このブリッジもそういった系譜のアイディアと言えるでしょう。レオ・フェンダーは、すでに会社を去っていましたが、そのスピリットが生き続けていたのでしょうか。

時をほぼ同じくして、フロイドローズのロッキングトレモロシステムや、ギター/ベースにおける工業デザイン的なアプローチの一つの到達点とも言えるスタインバーガーなど、ラディカルなギターが登場しています。

それらの華やかなテクノロジーに比べると、BULLETのアイディアはひっそりとしたもののように見えますが、ドライに割り切るとこうなる、という、もう一つの頂点を見せてくれているように思います。
57年プレシジョンベースのリイシューモデル。ピックガードはアルミ製。使用アーティストは、ドナルド・ダック・ダン。
62年プレシジョンベースのリイシューモデルと、標準モデルのスタンダード。
プレシジョン・スペシャル(PRECISION SPECIAL)と、ウォルナット・プレシジョン・スペシャル(WALNUT PRECISION SPECIAL)。
このモデルはアクティブサーキットを内蔵していて、スイッチ切り替えでパッシブにもできるようです。使用アーティストは、クイーンのジョン・ディーコン(スペシャルモデルを使っているかどうかは不明)。
62年ジャズベースのリイシューモデルと、標準モデルのスタンダード。
プレベが3ページにわたって紹介されているのに対して、ジャズベースはこのページだけです。
ここからアンプ。
スピーカーはフェンダーのものに加えて、エレクトロボイスまたはJBLのものをマウント可能と書いてあります。
プライスリスト(後述)には、EVとJBLのスピーカー搭載モデルの価格が書いてありますが、標準モデルに比べて驚くほど高価です。
大型ギターアンプ。
FENDER 75(コンボタイプとセパレートタイプがある)、TWIN REVERB、SUPER REVERB、PRO REVERB。
使用アーティストはジェイ・グレイドン。
小型ギターアンプ。
CONCERT 1-12、2-10、4-10、DELUX REVERB II、PRINCETON REVERB II、SUPER CHAMP、CHAMP II。
ベースアンプヘッドB-300。ソリッドステートで、コンプレッサー内蔵。
ベースアンプ。大部分がチューブを使用しています。
BASSMAN 135、BASSMAN 70、BASSMAN 10、MUSICMASTER BASS(ここまでがチューブモデル)、BASSMAN COMPACT(これだけソリッドステート)。
スピーカーキャビネットと真空管、スピーカーなど。
リプレースメント用パーツおよびアクセサリー、カラーフィニッシュの説明など。
使用アーティスト。表紙に続いて豪華な面々。
山野楽器の名前が入っていますが、"1982 CBS Inc." "Printed in U.S.A."と記載されています。おそらく米国で作成されたのでしょう。
別紙になっている山野楽器発行のプライスリスト。昭和60年(1985年)と記されています。もしかしたら別のカタログのものが紛れ込んだのかも。カタログの記述とプライスリストの記述が合っていませんので、あまり参考にならないかもしれません。